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カメラレビュー vol.18

SONY α7Ⅲ

· カメラ

SONYのα7シリーズについて

SONYのフルサイズミラーレス一眼であるα7シリーズ。早いもので、初代が登場して今回で3代目のアップデートとなりました。私事で言えば、しばらくの間一代前のα7Ⅱを愛用していたので今回の3代目のα7に興味津々。2代目にして隙無く完成されつくした感のあるα7シリーズがどう進化したのか?今回は2018年2月に3年ぶりのモデルチェンジとなったSONY α7Ⅲのお話です。

心臓部のフォトセンサー

SONY α7Ⅲ 心臓部 フォトセンサー イメージ 

知らない方に簡単にご説明しますとα7にはその特徴により無印(通常)、R(高画素)、S(高感度機)の3シリーズがあり、各々二代目、三代目と進化を続けています。このα7Ⅲは通常機種の三代目ということですね。このカメラは先に発表されたα7RⅢのフォトセンサーの画素数を落とした内容と思いきや、単純にそういう事では無いようです。あくまでα7Ⅱの進化版という位置付けのこのカメラ、早速スペックを見ていきましょう。

動画撮影もパワーアップ

SONY α7Ⅲ 動画撮影 イメージ

無印7で初めて4K HDR動画が撮れるようになりました。スローやクイックモーションといったちょっとトリッキーな動画の作成も可能となっています。しかもこの4K映像が凄くて、通常の4Kに必要な画素情報の2.4倍分、6K相当のデータを4Kに凝縮するので非常に高精細できめ細かい動画になるという事です。各社4K撮影出来るデジカメは続々発売されていますが、同じ4Kでも質が違うぞといったところでしょうか。もちろんここからの静止画切り出しも可能。800万画素クラスの写真になるようですが、大きく伸ばさなければ十分使える写真になると思います。

モデルチェンジで一番大きく進化した部分

SONY α7Ⅲ 進化 イメージ

それは液晶モニターがタッチ式になったところでしょう。ここについては以前より要望の多かった所で、このタッチシャッターと高速AFで一瞬を切り取る能力はかなり高くなったのではないかと容易に推測できます。高感度にも強いので、昼夜問わずファインダーを見ずに液晶画面をタッチで撮影。人目を気にせず街角スナップがバンバン撮れそうですね。

惜しい部分

素晴らしい進化を遂げたα7Ⅲですが、一点だけ。。。 α7RⅢで採用された、画素をずらして4枚の写真を撮影し合成するピクセルシフトマルチ撮影が出来ない事です。これは是非搭載してほしかった。ペンタックスのK-1、シグマのSD Quattoro(こちらは厳密にいえば方式がちょっと違いますが)と、筆者は合成で解像感を高める機能を持ったカメラを使用してきましたが、やはりその効果は目に見えて素晴らしいものです。静物に対してのみ有効な機能でありますが、是非ファームアップで対応してほしい所です。

今後のSONYカメラ

以前私は、「SONYはキャノン、ニコンというカメラ二大巨頭に対し真っ向から戦いを挑んでいるメーカーに感じます」と書いたことがあります。APS-CサイズのNEXシリーズでミ

ラーレスに参入し、α7というフルサイズのミラーレス機を開発。カメラはレフ機が一番と、ミラーレスに消極的であった2大メーカーをよそに、ミラーレスのマーケットをどんどん拡大していきました。

 

そして昨年はついに各社の上級一眼レフ機を差し置いて、SONYのミラーレス一眼最上位機種であるα9が2018カメラグランプリの大賞を受賞しました。D850が受賞するだろうと思っていた筆者もこれにはたまげましたが、他社メーカーの衝撃はそれ以上だったのではないでしょうか。

 

事実、キヤノン・ニコンの両メーカーが近くフルサイズのミラーレス機を発表するという話も、両メーカー共にミラーレス一眼の可能性を認めざるを得なくなったからではないかと思います。2020年東京オリンピックのカメラマン席にズラリと並ぶのはSONYのミラーレス一眼・・という状況は避けたいでしょう。いよいよ本気の老舗カメラメーカーに対する次の一手は?今後のSONYの新機種にも目が離せません。

ライター情報

 

ひろの ゆげのん 

Instagramページ:https://www.instagram.com/yugenonrx/

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