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カメラレビュー vol.23

SONY RX100M6

· カメラ

SONYのコンパクトデジタルカメラ、RX100シリーズ。

特徴は1.0インチというコンデジとしては大型のイメージセンサーを搭載し、レンズは贅沢にもカールツアイスのバリオゾナーを装備、これで綺麗に写らないはずはないという仕様です。

シリーズは2012年の初代発売より2013年にM2、2014年にM3、2015年にM4、そして2016年にM5と、毎年新機種を発表し発売されています。

ここで一つ特徴的なのは、5機種“発売されていた” ではなく “発売されている” なんですね。

つまり2012年に発売の初代RX100もまだ現行商品として発売されているという事です。

通常、新製品が発表されると旧商品はディスコン(販売中止)となるのですが、RX100については初代~M5までバージョンがあり、ニーズによって機種を選択出来ますよ・・という感じで販売されています。

毎年新機種を投入してきたRX100シリーズ、2017年の発表は無く1年空けて今年の6月にRX100M6を発表しました。

RX100M5で飛躍的にスペックが向上し完成された感があるこのシリーズ、M6となってどこが変わったのでしょう?

今回はSONY RX100M6のお話です。

特徴

SONY RX100M6 特徴 イメージ

さて今回のSONY RX100M6、最大の特徴は搭載されたレンズにあります。

今までどちらかというとレンズの明るさにこだわった感があるRX100シリーズのレンズ。

その明るさが高画質の一つの要因となっていた事は間違いないでしょう。

初代とM2は28-100mmf1.8-4.9、M3からM5までは広角側に焦点距離をシフトし、さらに明るく高画質な24-70mmf1.8-2.8というレンズを採用しています。

f1.8という明るさは室内でもフラッシュを炊かずに撮影できるレベルで、M3以降の24-70という焦点距離は高画質を保ったまま普段使いに実に丁度良い仕様ではないかと思うのです。

そして今回、レンズの仕様が24-200mmf2.8-4.5となりました。

このレンズの仕様を見て、今回のM6は「オールマイティに使えるRX100」を目指して作られたのではないかと思いました。

今までの24-70という焦点距離は風景などを撮影するときの広角24mm、子供やペット、小物や料理をズームして撮るのに丁度良い望遠70mmですが、正直運動会やお遊戯会、発表会等での「少し離れた場所からの撮影」では70mmでは厳しい場面があったかと思います。

この画質のままもっとズームできる機種を!という声が多くあったことは容易に想像でき、SONYは今回見事にその声に応えた機種を発表したという事でしょう。

しかし広角は保ったまま、望遠側を200mmまで伸ばしズーム倍率を上げた影響で、今までより暗いレンズとなってしまいました。

レンズの明るさは犠牲になりましたが、その分撮れる世界が広がった。

200mmあれば運動会でもわが子をメインに大きく写す事も可能でしょう。

広角から望遠まで高画質に、オールマイティに使えるカメラを目指した新機種だと思います。

ファストハイブリッドAF

SONY RX100M6 AF イメージ

そしてこのカメラのもう一つ大きな特徴が「ファストハイブリッドAF」。

フルサイズミラーレスのα7シリーズで開発された超高速AF技術であるファストハイブリッドAFがRX100M5から採用され、AFの性能が飛躍的に上がりました。

像面位相差とコントラスト検出という2つの方法を融合させたファストハイブリッドAFですが、今回さらに磨きがかかり、ピント合焦までわずか0.03秒というハイスピードです。

このAFスピードは1インチのイメージセンサーを持つコンデジでは世界最速の速さで、M5から引き続いて高速な24コマ/秒の高速連写と200mmの望遠とくれば運動会やスポーツ競技、ちょっとした野鳥撮影なども対応できそうです。

また、普段は一眼レフを使用している方でもとっさの時のサブカメラとして使えるのではないでしょうか。

まとめ

このカメラについて、M5から主だった変更点は実はこれ以外ありません。

200mmまで使えるRX100というのがこのM6の全てといえるでしょう。

SONYはRX10m4という望遠側600mmの1インチセンサー機をすでに販売していますが、ボディもレンズも一眼並みで流石にコンデジとは言えない大きさになってしまっています。

そういう意味では、RX10M4とRX100M5の間を埋める機種、いわばリトルRX10M4とも言えるかもしれません。

あとはこのお値段が安いか高いか。

撮影対象によって200mmもいらない、高速連写も必要ない、テーブルフォトを高画質に撮りたいなどという用途であれば、価格的にも安い初代でも全然満足のいく画質が得られると思います。

そのあたり、用途と機能による選択肢をSONYは用意してくれているのかもしれません。

個人的にM5を使用していた筆者ですが、さらに使えそうなM6、まずいことにサブカメラとして興味を持ち始めています。

ライター情報

ひろの ゆげのん 

Instagramページ:https://www.instagram.com/yugenonrx/

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