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カメラレビュー vol.29

Nikon D5600

· カメラ

ニコンにはイメージセンサーの大きさで、フルサイズのセンサーを搭載したFXシリーズとAPS-Cサイズのセンサーを搭載したDXシリーズという二つのカメラのシリーズがあります。

そのDXシリーズのカメラ、ハイアマチュア・プロ向けのD500を筆頭にエントリーモデルであるD3400まで、現在6機種が販売されています。

DXシリーズの中間機種、Nikon D5600は2017年TIPA AWARDS 2017のBEST DSLR ENTRY LEVEL賞に選ばれました。

受賞の大きな理由は何でしょうか?今回はNikon D5600のお話です。

コンパクトな一眼

Nikon D5600 コンパクト イメージ

D5600の仕様について、まずボディですが大きさが124mm×97mm×70mmとコンパクトな一眼ですので女性でも持ちやすいカメラだと思います。

手の大きい男性でも深く切れ込んだグリップでちょっと窮屈かもしれませんが持ちにくいといったことは無いでしょう。

カメラの重量は約465gと軽量ですね。

モニターはタッチ式のバリアングルモニター。ファインダーは一眼レフなのでOVFなのですがペンタミラー式という事で、プリズム式より見え方が暗いファインダーとなります。

まあこのカメラの場合はほぼモニターを使ったライブビュー撮影が主流で、ファインダーは外が明るくモニターが見にくい時などの緊急用としての位置付けでしょう。

エントリー機らしくカメラ上部にサブモニターは無く、モード変更ダイアルのみというシンプルな造りになっています。

イメージセンサーについてですがAPS-Cサイズ2416万画素が採用されています。DXフォーマットのフラッグシップ、D500が2088万画素であることを考えるとAPS-Cサイズのカメラとしては高画素機と言えますね。

その代わりと言ってはなんですが、高感度性能については高画素機であるがゆえ若干弱くISOは100-25600となっています。

まあ、通常の使用に際してこれだけの感度性能があればまず問題は無いでしょう。

あとは高画素機である為にレンズの粗が出やすいので、使用するレンズはなるべく良いもので手ぶれ補正機能搭載の物を選ぶと良いでしょう。

レンズへの投資

Nikon D5600 レンズ イメージ

レンズの話が出たのでついでですが、ここをご覧の方で初めてカメラを購入しようと検討されてる方へ。

スマホや携帯のカメラ画像では物足りないので一眼を・・と考えてカメラを購入される場合、良く言うのですが画質はほぼレンズで決まりますのでレンズへの投資も重要だと思ってください。

プロの方が撮ったり雑誌なんかで見るビシっとした写真はそれなりの価格のレンズで撮らなくては撮れません。

逆に、高いレンズを使えば古いカメラでもエントリー機でも高精細な写真が撮れるのです。

レンズの価格はほぼ画質の違いと言って差し支えないと思います。

よくセットになっているズームレンズは基本的に安価なものが多く、ズームできるのは便利なのですが場合によっては画質はスマホと変わらないように見える事もあります。

カメラとレンズのセットを買えば、カタログに載っているような綺麗な写真が撮れると期待して購入したらそんなことなかった・・とはよく聞く話。

そこで私のおすすめは、カメラは本体だけ購入し、別途日常撮影用の安価な高倍率ズーム(NIKON AF-S 18-200mm F3.5-5.6G ED VR等)と作品作り用に安価な単焦点レンズ(AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G等)を購入することをお勧めします。

単焦点は安価でも写りは素晴らしく、ズームレンズでは出しにくいボケの表現が豊かなので人物からテーブルフォト、小物などSNSでアップすると目を引く「映える」写真が簡単に撮れますよ。

スマホと連携

Nikon D5600 スマホ 連携 イメージ

話がそれてしまいましたが、このカメラの一番の売りはスマホとの連携にあります。

あらかじめ設定しておくことで、撮った写真が瞬時にスマホに転送されるようになります。

ツイッターやインスタグラムなど写真をSNSへ投稿する場合、多くは携帯電話やスマホのカメラ機能を使って撮影した画像をアップロードするのが普通だと思いますが、一眼レフなどカメラで撮った画像の場合はパソコンから直接アップロードが出来ない仕様になっています。

そこで私などはカメラで撮った画像を専用の現像ソフトで現像し、さらに画像調整をしてJPEG出力後にスマホに送信、それからSNSへアップロード・・・という結構面倒くさい事を毎回やってまして、一枚の写真を投稿するにも大仕事です。

ところがこのD5600は瞬時にカメラの高精細な画像をスマホに転送、何も難しい事をせずとも綺麗な写真を投稿したり友達とシェアできたりします。

これは嬉しい機能ですね。

このカメラは今の時代のニーズをしっかり捉えた商品ではないかと思います。

写真を撮る目的が単なる個人の記録から人に見せる、共有する時代。

このカメラは簡単に写真を自分の物からみんなの物へとすることができます。

2017年TIPA AWARDS 2017のBEST DSLR ENTRY LEVEL賞に選ばれた理由、それは「写真共有のしやすさ」にあるかもしれません。

ライター情報

ひろの ゆげのん 

Instagramページ:https://www.instagram.com/yugenonrx/

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