「チリって何があるのだろう…」
と感じている方は多いのではないでしょうか?
チリは中南米に位置する、南北に細長い国です。中南米は“ウユニ塩湖”や“マチュピチュ”を訪れる人が多いものの、チリを訪れる日本人はまだまだ多くありません。
チリには“バルパライソ”という街があります。ここはストリートアートが街中に広がり、アートや写真が好きな人には魅力的な場所です。
とはいえ、初めての中南米だと、なかなかイメージしにくいですよね。
そこで今回は、
・バルパライソについて
・バルパライソの観光スポット
・バルパライソへの行き方
・バルパライソを旅行するときの注意点
を紹介します。「中南米は日本から遠いし、旅行も大変そう」と感じるかもしれませんが、情報を集めておけば心配ありません。
まずはバルパライソがどんな街か、ざっくりとお伝えします!
バルパライソはチリ中部にある面積401.6㎢、27万5,000人ほどの街です。公用語はスペイン語ですが、ホテルや観光地は英語を使用できます。首都のサンティアゴからは、約120kmほどです。
通貨はチリペソで、1チリペソ=0.17円です(2017年8月時点)。
バルパライソの歴史
もともとこの場所には、先住民が暮らしていました。しかし1530年代にスペイン人の探検家に発見され、スペインの植民地に。チリがスペインから独立したあと、バルパライソはチリ軍の拠点、そして貿易港になりました。
バルパライソの気温と服装
バルパライソには、日本と同じで四季があります。私が訪れた1月末の平均気温は、20℃前後。日中は半袖で十分ですが、パーカーなどはおりものがあると安心です。
バルパライソの魅力は、「天国の谷」と呼ばれるストリートアート
バルパライソの最も大きな魅力は、「街中に広がるストリートアート」です。街の急斜面や丘の上のエリアには、ストリートアートが描かれた建物が広がります。
実は2003年、ユネスコの世界遺産にこの街並みが登録されています。そのため観光客は多く、ツアーなども利用できます。
さらにバルパライソは、スペイン語で“天国の谷”という意味です。これだけストリートアートが広がる場所は日本では見かけないため、本当に天国のような雰囲気を感じますよね。
このストリートアートは、このあと「観光スポット」の項目でくわしくお伝えしますね。
バルパライソの治安
観光地のため、基本的に日中はスリや盗難に注意すれば危なくはありません。ただし丘の上になるほど、治安が不安定です。
というのも、中南米は海沿いや中心部に富裕層、丘の上に貧しい人たちの家が集中しているため、上にのぼるほど盗難などが発生しやすくなります。
さらに丘の上へ向かう道は、せまくて入り組んでいる場所も多く、死角になりやすいです。せまい路地を歩くときは要注意。また夜に1人で歩くことだけは絶対に避けてください。
観光スポットを紹介する前に、市民の足「アセンソール」を紹介します。
これはスペイン語で“エレベーター”の意味です。ケーブルカーのような四角い乗り物で、急な斜面のある場所を、スムーズに移動するために作られました。
階段もありますが、のぼるとなると体力をかなり消耗します。傾斜が50度の場所もあるため、無理せずアセンソールを使いましょう。料金は1回につき、100チリペソ(約170円)です。
ここまでバルパライソについてお伝えしました。続いては、街中のメイン観光スポットを紹介しますね。
バルパライソの観光スポットとして、
・ソトマヨール広場
・コンセプシオンの丘
・青空美術館
を紹介します。
バルパライソの中心「ソトマヨール広場」
「ソトマヨール広場」は、バルパライソの中心地です。近くにはプラット埠頭やチリ海軍総司令部があり、多くの人が集まっています。
コンセプシオンの丘
ここはバルパライソの街中を見渡せる場所です。アセンソールを使えば10分もかからず到着できます。海まで一望できるため、ぜひ天気の良い日に訪れてみてください。
青空美術館
丘にのぼるまでの道のりは、あらゆるところにストリートアートが広がっており、その一部は“青空美術館”と呼ばれています。
すこしのぼったところに、イスの置かれた小さい広場があります。
もうすこしのぼると、このようなおしゃれなアートが出現します。
特に人気なのは、このピアノ柄の階段。協会の隣にあり、写真を撮る人も多い場所です。
これよりももっとたくさん、あらゆる場所にストリートアートがあります。
観光スポットを見て、バルパライソを訪れてみたくなったのではないでしょうか?
そこで次は、バルパライソまでの行き方をお伝えします。
バルパライソへはバスを利用します。
日本からチリへのアクセス
まず日本からチリへのアクセスは、「アメリカ経由」と「ヨーロッパ経由」があります。
アメリカ経由の場合、ニューヨークやロサンゼルスを経由しますが、一度入国する必要があります。その際に「ESTA(電子渡航認証システム)」が必要です。持っていないと飛行機に搭乗できないため、必ず取得してください。
チリへの入国は、日本人であれば90日以内の滞在までビザが必要ありません。
サンティアゴからバルパライソの行き方
首都のサンティアゴからは、高速バスで移動できます。バス会社は、「Tur Bus」と「Pullman BUS」の2社が運行しており、料金は2,800〜4,500チリペソ(約476〜765円)です。
サンティアゴの出発地は「アラメダバスターミナル(Terminal Alameda Santiago de Chile)」です。
ビーニャ・デル・マルからバルパライソの行き方
バルパライソ近くにある街「ビーニャ・デル・マル」からも地下鉄で移動できます。1回150チリペソ(約25円)で、交通カードを利用して乗車します。
ここまでバルパライソ旅行の内容をお伝えしました。
最後に、バルパライソを歩くときの注意点をお伝えしますね。
バルパライソの注意点として、
・山火事や地震について
・カメラなど盗難防止について
をお伝えします。
山火事や地震の発生
バルパライソは1906年8月、2010年2月に地震が発生しています。そして2014年4月には、大規模な山火事も。このように過去の災害を見ると、不安を感じますよね。
もしも発生しても慌てずに、周りの状況を確認しましょう。スペイン語の翻訳アプリなどを入れておくと、緊急時にも安心です。
カメラを出したまま歩かない
治安が不安定なため、カメラやスマホを常に出して持ち歩くことは危険です。観光客の多いスポットのみにする、普段はバッグに片付けておくなど、注意しましょう。
このように、バルパライソ旅行は盗難や夜の1人歩きに注意することで、十分楽しむことができます。「天国の谷」を一度は見てみませんか?きっと一生の思い出になるはずです。
まとめ:バルパライソの治安に注意しながら、おしゃれな
ストリートアートを鑑賞しよう!
今回はチリにあるバルパライソという街を紹介しました。
バルパライソの魅力はストリートアートです。特に青空美術館というエリアには魅力的なアートが多く、写真映えすること間違いなしです。
ただしカメラの持ち歩きなど、盗難には十分注意しましょう。治安は不安定な一面がありますが、対策を知っておくことで予防できます。
日本にはないストリートアートを見るために、次の旅行先としてチリを候補にいれてみてはいかがでしょうか。
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